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ハクソーリッジ

ハクソーリッジ

 

この映画内容をザッと簡潔に説明すると主人公 デズモンド・ドスは第二次世界大戦の兵士に志願するも銃を扱うのを拒否するどころか 武器を持たずに衛生兵として戦場に行き負傷した兵士達を助ける話

 

ただの個人感想

デズモンドの信念を曲げないのが凄い…

武器を持たず戦場に行くなんて誰ができる?

軍隊訓練の際に銃撃練習を拒否し 裁判沙汰になった時に「みんなが撃ち合い殺し合う。その中に1人ぐらい助ける人がいたっていいじゃないですか。」的なことを言ってて ああ、この人はどこまで美しい人なのだろう と。

もちろん軍隊訓練中に臆病者と罵られ、血だらけになるほど殴られたりし 軍曹にも除隊しろお前のためだ と言われるも「自分から志願した」と拒否し 自分を殴った奴らの名前を聞かれても答えず 「寝相が悪い」といい終わりにしたんだぜ…漫画かよ…ここから周りの見る目が変わり始めた気がする…

 

ハクソーリッジに着くとそこからはもう想像を超える地獄。肉血が飛び 敵は見えず どこから狙われてるのかもわからず前に進まなければならない…そんな中デズモンドは負傷した兵士達を必死に手当てし運ぶ。両脚をなくした兵士が助けを求めるとデズモンドが手当てをし 近くにいた衛生兵に手伝いを求めるが「長く持たないだろう、モルヒネを打って楽にしてやれ」と言う。負傷した兵士が「俺を見捨てないでくれ」とデズモンドに訴えるとデズモンドは「家に帰らせてやる、俺を信じろ」と言い兵士を助けてあげるんだけど ここでもう号泣。誰が見ても助けてあげられないような負傷をした兵士も絶対に諦めずに運ぶデズモンド…。

一夜が終わり夜が明けると地下に隠れていた大勢の日本兵が襲撃してきて米軍ピンチ。ここで大勢の米軍兵士がやられてしまう。結局米軍は撤退するんだけど デズモンドだけがハクソーに残りまだ息のある兵士達を助けに行くんだよ…ひとりでだよひとりで…。顔が血だらけになり目が見えないという兵士に水で濡らしたガーゼで顔を拭き 前が見えると喜ぶ兵士の笑顔をみて 何か報われた気がしたって…泣ける。日本兵に見つからないように 兵士に土を被せ隠したり 凄いよ…。

 

途中日本兵に見つかり デズモンドが日本兵塹壕に隠れるとそこに負傷した日本兵が1人いるんだけど 敵である日本兵にも手当てをしてあげるんだよ…神様だよこの人…

デズモンドは1人の兵士を助け終える度に「神様もう1人だけ助けさせてください。」その兵士を助け終えるとまた「もう一人だけ助けさせてください」と言い 何度も何度も一人で戦場に助けに行ったんだよ…しかも日本兵2人も救出したんだと…死んじゃったけど…敵である日本兵士も見捨てず助けてあげるデズモンド…

 

デズモンドがハウエル軍曹を助け出し やっと下に降りれるんだけど ハウエル軍曹にお前がいなければ戦えないと言われ次の日にまた戦場に向かうんだよ…どれだけあの戦場に行くのが怖いことか…強い人達…

日本兵が白旗をあげるんだけど その際日本兵が手榴弾を米軍に投げるんだけど デズモンドはハウエル軍曹を守り 手榴弾を叩き落とし日本兵の方へ蹴るんだよ…考えられる?手榴弾を蹴るんだよ?信じられない…その手榴弾によってデズモンドは右脚を負傷し運ばれるんだけどその際に軍隊訓練に行く前に婚姻したドロシーから貰った聖書を落としたと仲間に言うシーンがあるんだけど ここ超泣ける 自分の命より妻から貰った聖書を大切にしてるのがよく伝わった…仲間が持ってきてくれた聖書を大切そうにそして嬉しそうに胸に当ててるデズモンド最高に泣けた…

 

もう一つ泣けたシーンといえば 軍隊訓練の時にデズモンドを嫌っていたスミッティが戦場で心を開き デズモンドと仲良くなるも 死んでしまうシーンはめちゃくちゃに泣けた…デズモンドが「助けてやる!息をしろ!」と運ぶも 運び終えた頃には息を引き取ってた…スミッティが死ぬ前にデズモンドと少しでも心を開きあえてよかった…

 

そして何より最後まで銃どころか武器を持たずに信念を決して曲げずに生き残り沢山の兵士達を救い出したデズモンドに泣いた。「あと一人あと一人」と助けてるシーンは本当に泣ける。この人はきっと生きている兵士がいる限り助け続けるのだろうなと本当に思った。自分の身が危なくても決して人を見捨てないのだろうなと。

 

デズモンドは75人もの負傷兵を救い出した……

デズモンドの「死んだ兵士達こそ英雄だ」という言葉凄いと思わないか?一人で何十人ものの負傷兵を助け出した人が言った言葉だよ?

奥さんも誇りに思ってるだろうな……こんな素敵な人に出会えて本当に幸せだったろうな………

 

こんな英雄がいたのを知らずにいた自分は本当に何も知らない人間なのだと思った。

まだまだ沢山の名のない英雄は沢山いるのだろうとも思えた…。

素敵な作品だった…これが実話だと今でも信じられない…。